たこ壱八号作戦 本編
全日本予選となると、いつも駄目なのよ〜


2001.10.7  名古屋港・ガーデン埠頭
2001年10月7日(日)
「練習走行から、いきなりタコ!」

降水確率が何%だろうと、
私がタミグラに当選した時は必ず晴れるとといういうジンクスは今回も生きていました。現地に着いた途端に、しっかり天候回復です。

現地入りして、早速車検に臨みます。

さすが、選手権のかかった大会です。車検も結構厳しいモンがあります。

「このリアマウントの振れ止め用のウレタンですけど、Aメインの公開車検で指摘を受けたら外してくださいね」

「え?昨年の長野大会じゃあ、OKでしたよ? タミヤ製バンパー部品ですし」


「いや、選手間で指摘を受けたらですけどね」


「???  わかりました」


ま、Aメインに入らなきゃあ、どってこと無いんですけどね(笑)

で、練習走行。
ジャンプ台を飛んで、いきなり 
「げっ、マジかよ!」 
自作のジャンプ台と全然飛行姿勢が違うんです。  
よくよく観察してみると、アプローチ路面中間がちょっと削り込んであり、更に最終端が水平にしてあるんですね。 
思いっきり動揺しながら走り出すと、あっちこっちから魚雷攻撃が!
おいおい、練習走行でそんなにカリカリしてどうすんの?
もういきなり、ぼこぼこのタコ殴られモードです。

ピットに戻ると、たこ殴り小隊・GT分隊長・
右巻き少尉殿
「さすが上等兵殿。練習走行から、いきなりタコですなあ」と、
暖かい出迎えをしてくれました。

この調子じゃあ、ラリー分隊(といっても一人)は大荒れでしょう。
はあ〜。
用語解説

私がタミグラに当選した時は必ず晴れる
過去18戦で、雨に祟られて中止になったレースは1戦も無いです。



Aメインの公開車検

選手権のかかったクラスの、Aメイン決勝前には、スタッフ&選手立会いで、公開車検を行います。私は、昨年の長野大会で経験しましたが、中には超細かい事を指摘する方も居らっしゃいますんで、今回のM04用ウレタンバンパーをボディマウントにはめ込んだ加工が、「TA03用部品じゃないからダメですよね」なんて言われたら、確かに外すハメになるでしょうね。








「げっ、マジかよ!
自作のジャンプ台

タミヤのジャンプ台

そりゃあ、飛び方が違うはずです。
タミヤ・ジャンプ台は、基本的に前のめりに落ちていきます。



右巻き少尉殿
セッティング面で、いつもお世話になっています。今回はKO製・VFS2000のドライブ周波数プログラムで、勉強になりました。
「かろうじてコンデレ獲得」
波乱の幕開けとなった「たこ壱拾八号作戦」。レースも大事ですが、コンクール・デレガンスも、もっと大事です。
今回は、
グリフォーネカラーのランチア037&デルタ
プジョー206WRC・’01・モンテ仕様・オリオール車
三菱純正部品カラー・ランエボY

・・・の4台体制。今回の新作は、037と206で、残り2台は、以前玉砕した作品ですが、スタッフによって判定基準が違うので、かすかな期待をもってリターンマッチです。

206は、資料用に使った1/24プラモ箱まで一緒に並べてアピールしたんですが、話題にもなりませんでした。そういえば、今年のモンテのプジョーワークスって散々な成績だったしなあ(爆)

ランエボに至っては、あれだけ苦労したにもかかわらず・・・アイデア倒れですね。

結局、グリフォーネ・ランチア2台が、かろうじて受賞しました。悲しいかな、前作デルタのオマケで、037がくっついたという感じで、前後ダクト部のメッシュ化とか、電飾は全然評価されませんでした。

そもそも、黒&金グリフォーネ・カラーが、オリジナルデザインのチームカラー車2台と思われたのは、非常に悲しいです。

グリフォーネって、ジョリークラブ、シャルドネと並んで、ストラトス、037、デルタを走らせた有力サテライト・チームなんです。
最近でも、カローラWRCとかプジョー206で、WRC参戦してるし・・・・もう、実車カラーリングをタミグラに出すのは、止めちゃおう!と、今回決意しちゃいました。

過去実車系でコンデレ獲ったのはVR4だけですし、あれも、ボデイウムまで作ったから獲れたようなもんなんで、こういった楽しみは、実車系にこだわる?仲間内のレースで遊んだ方が面白いですから・・・。

あ、いかん愚痴になってきた。気持ちを切り替えて、レース!レース!



「大タコ!」
はっきりいって、ここからは作戦報告書きたくないです(爆)
予選1発目は、後列スタート。行きつけのショップ「ミスティ」のHメ氏と同じヒートなんで、上手くついていけばグッドな成績で上位に食い込めるはずだったんですが、世の中そんなに甘くありません(笑)

スタート直後から、タコ&タコ&タコの連続で、とどめに、Hメ氏にも絡んでしまい、71台中23位の成績。Bメインも危ない位置です。

更に不幸が舞い降りてきます。予選後、マシンチェックをしたら、なんと!フロント・ギヤケース下部にクラックが(ゲゲッ)・・・・慌てて、予備パーツ箱をあけて、TA03のR系フロントギヤボックスを探すんですが・・・・無い!
先日苦労してゲットしたプジョー206WRCのキットを予備パーツとして丸ごと持ってきたんですが、こいつにはF系のパーツしか入っていません。当然ギヤボックスのフロントは形状が全然違います。

それではなんともならないので、瞬間接着剤をクラックの入った場所に流し込み、馬鹿になったネジ穴には、周囲の仲間からもらった長めのビスを無理矢理押し込み、かろうじて形を整えました。

なんとか、2回目の予選はこれで耐えられるかもしれませんが、そこから先となると、なんともなりません(大泣)

で、2回目の予選。
前列スタートなんで、握りまくってゴー!です。直後にちょっとタコを喰らいましたが、終盤まで、なんとか3〜4番手をキープ。このペースなら、Aメインボーダーの、8周ー2分前半ラインに届きそうです。

「はい!ここで、2分経過!」
アナウンスが入った時点で8周目に入っていました。やれやれ、これでAメインのケツかBメインのアタマに入れたぞと、安心して、最後の1周を走っていたら・・・。

タコ!タコ!タコ!
よりによって、周回遅れのマシンに、3発もタコを喰らい、いきなり10秒弱のロス。

結果は33位。
昨年に引き続き、名古屋港は予選落ち確定。
Aメインに入るどころか、037で走行予定のBメインも駄目(爆)
愛しのTA03RSも、タコ三連発で、フロント部はガタガタでした。

しかし、ここで朗報です。3位以内に入らなかったおかげで、来年も、私はラリースポーツできるわけです(爆)
更に、ここ2年EXP認定を喰らって、ラリースポーツに参戦できなかった
いっさん軍曹(現在、F1分隊長)も、来シーズンから、このクラスに復帰予定ですので、ラリー分隊は2台体制で作戦活動が出来ます(笑)
ここは、GT分隊長「右巻き少尉殿」の参戦レポート用にスペースを空けてあります。

結果は、GT1クラスにて予選3位。
決勝はAメイン5位入賞でした。

でも、いろいろドラマがありました(笑)
予選1回目は、
ステアリングトラブル。
予選2回目は、
疑惑の電光掲示板システムダウン。

本作戦の主役は、マジ&笑い共に
間違いなく右巻き少尉殿です(笑)

私のような一兵卒が、記述するのも、畏れ多いので、少尉殿本人の投稿をお待ちしています。


inserted by FC2 system