ここで、ラリー車の製作日記が始まるということは・・・。
そうなんです!EXP認定されませんでした(万歳!)
認定対象は、昨年度ラリースポーツクラスAメイン3位以内だったんですねえ(喜)
おかげさまで、今年も、ラリースポーツクラスで、たこ&タコなレースが出来ます。
平成13年2月20日
ここ2週間かけてペイントした2台のラリー車ボディが、9割方出来ました。左がグリフォーネ・ランチア・デルタ。右が、三菱ギャランVR4・’91年アイボリーコーストラリー優勝車・・・なんですが、あまりにもマイナーな素材なので、資料集めはヒイヒイ状態。
デルタは、ラリー専門誌とHELLERのプラモからデータを収集。
VR4は、当初1000湖ラリー仕様を考えていたものの、資料となるプラモ(ハセガワ製)が、探し出せず断念。結局、ミスティで発掘してもらったアイボリーコースト仕様(同じくハセガワ製)を元に製作開始。それでも資料が足りないので、M菱自動車の岡崎テクセンまで行って、ロビーに展示してある実車(’92年仕様)を撮影するという涙モノ状態で、ここまでたどりつきました。
塗りは、基本色部分だけにとどめ、スポンサーロゴ等は全てローランド製の「STIKA」でカットしました。
タミヤグランプリのコンクールデレガンス審査基準では、塗りが重視され、「STIKA」を使用するのは邪道扱いされちゃいますが、こういった実車系マシンで、しかも、スポンサーロゴまで塗れ!・・・なんて言われたって、私には無理なんで、最近は、割切って作ってます(「STIKA」使用といっても、カットデータ作りは、下手すると塗るのより大変な場合もあるんですけれどもね)。
平成13年2月21日
昨日、9割方出来た・・・と書きましたが、ボディそのものは終わってるんです。問題は、VR4用のウイングライト・スポットランプ・グリルガードの類をどうするかで、作業が止まってるんです。どうかんがえても、全て、なんらかの素材をもとに、自作するしかないんですね(大泣)
今日も、家に帰って、いろいろアイデアをひねったんですが、「これだ!」という素材が決まりません。さあ、どうする?
平成13年2月22日
ライトパーツは、ちょっと休憩して、今晩はリアウイングの製作着手。VR4のリアウイングは、今のラリーマシンの様に、馬鹿デカウイングじゃない為、インプレッサのウイングをそのままつけると、「おや?」・・・ということになるので、大胆にガリガリと削った挙句、強度的に弱くなった所をエポパテであっちこっち肉盛り。
10時間後にしか、切削加工は出来ないので、今日はここでおしまい!
平成13年2月23日
仕事帰りにミスティに寄る。「リアウイングを実車のVR4みたいに加工するんだ!」と、言ったら、「そこまでやっても、タミヤのレースじゃあ、誰もわかってくれないよ。昨年のSEATコルドバWRC(シートじゃないぞ!セアトだ!)の例もあるし、ま、テキトーでいいんじゃない?・・・・あ、でも、こだわって作っちゃうんだろうなあー、だんなさんのことだから」と、誉めてんだか、けなしてんだか、煽ってるんだか、よくわかんないコメントをいただいてしまう。
なんて言いながら、ピットで、カリカリと切削加工をしていると、H破隊長が、「こういう仕事楽しいよねえ。ちょっと貸して!」と言いながら、ランエボYのリアウイングの下駄部分を煮る・曲げる・削ること2時間。あっという間にVR4っぽい羽根を作ってしまいました。さすが隊長! これで、かなり製作時間が節約できました。感謝感謝。
平成13年2月24日
久々の土曜日休み、子供達をほったらかして、昼間はリアウイングの仕上げ加工、夜はライト関係&アニマルガードの加工にいそしみ、結局寝たのは25日の午前4時。で、ここまで出来ました。
実車と比べて、若干デザイン&取付位置が違います。何せ元ネタがインプレッサですから、こういった外装品をつけるには制約が多いのと、限られた素材(基本的には家の中に転がっているモノ)でやりくりしてるので、いたしかたありません。
ま、よほどのラリーマニアか三菱ファン、もしくは、ラリアート関係者じゃないと、まずわかんないと思うんで、いいんですけどね。
問題は、このボディが、果たしてタミヤグランプリの車両規定をクリアして、車検でOKをもらえるかなんです。
グリルガード&ライトは、多分笑って許してもらえそうですが、フロントバンパーサイドのエアロ・フラップと、エボY改リアウイングが引っかかりそうな気が・・・(空力的には、逆に不利になってるんですけどね)。
ここから、電飾用バルブ&配線に別電源を搭載した挙句に、使用シャシーは、ゲロ重ノーマルTB01。たとえ車検をパスしても、レースには、到底使えそうも無い気がしてきたぞ(爆)
それでも、こんな車で出場しちゃえ!と煽りたおす、白わにRCクラブの面々は、とっても良い人達だと思います。
ひとまず、タミヤにレギュ確認のメールを出すか・・・。詳細はこのページを見てもらえばいいし。
平成13年2月25日
ウイングライトに、タミヤのライトバルブキットを組みこむ。ちょっと照度というか、色目が気に入らないけど、そうそう贅沢も言ってられないので、ちょっと妥協。
平成13年3月3日
ミスティの、F1&Cカーレースに、何故か参戦。予選の合間に、シコシコと、グリフォーネ・デルタのデータ作りに勤しむ。真剣にレースに挑んでいる方には奇異な光景にうつったかもしれないけれど、こっちも真剣にのタミヤグランプリに向けて準備しているの・・・わかって!
平成13年3月5日
久々の休日。午後からミスティに行って、走行練習するつもりだったけど、鼻水タラタラ状態。 どうも、風邪をひいちゃったらしい(困)
仕方がないので、暖房をガンガンにかけて、コタツにもぐりこみながら、グリフォーネ・デルタのステカ・カット作業を敢行。 ま、こんなもんかな?
上の画像の「CON BASE SINTETICA」の切り文字部分が、一番大変でした。
なにせ、一円玉サイズの中に、切り文字をいれたんですから。
デザインナイフ&つまようじ&マチ針で、指先をピクピクさせがら、貼り作業しました。
これ以下のサイズの文字は、多分、切れないし、よしんば切れても、貼りこむ自信はありません。
こんなに苦労しても、ワンクラッシュで、吹っ飛んじゃうかと思うと泣けてきます。
平成13年3月10日
なんのかんのいって、あっというまにタミヤグランプリ前日。仕事が忙しく、日記を更新するヒマが全然無い。やはり、不定期日記になっちゃいました。
空白の5日間。VR4の修正作業が、色々ありました。
まず、ライトバルブの交換。 結局マグライトのバルブに変更した挙句に、ちょこっとクリアブルーを塗って発色をグッドにしちゃいました。
次に、ステッカーの貼りなおし。気泡が入ったステッカーとか、スポンサーの追加。そして、ウインドウグラフィックで、4ドア化したことを強調するため、ミクロラインテープ(0.5mm)で、ドアプレス部分をアウトライン化。
最後に、ボディウムの製作。たまたま、私の実家に、この日、新型パソコンを導入したんで、空き箱&発泡スチロールを、頂戴してきて、その上に、フスマ紙を貼りこんでしまいました。本当は塗装でいきたかったんですが時間が無かったのと、天候不良(雪)の為、あきらめました。
果たして、VR4はコンデレをゲットできるのか? 肝心のレース成績はどうなるのか?
この続きは、レースレポートで、お楽しみ下さい!
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