たこ壱六号作戦
これってVR-4に見える


’01.03.11 久屋公園(愛知)

コンデレ編

06:50

オープン戦・・・まだ3月だから(爆)・・・会場の、久屋公園に到着。

今回もロクに練習していないので、充電器とか工具を出すより先に、ボディウム(ラリーのスタートとかゴールに使う台)を組みたてる。

昨年の長野大会以来、コンクールデレガンス受賞から遠のいているので、ボチボチ受賞しないと、このHPの存続理由が無くなってしまうのだ(爆)

07:30

とっとと、車検に出かける。今回の車検は、かなり、ドキドキもの。 車両規定から考えれば、新作のVR4は、どう見てもレギュレーション違反のボディなのだ。 インプレッサボディなのに、エボYの加工ウイングがついてるし、車両寸法はちょっとデカイし、フロントに羽根が追加してあるし・・・。

で、私の順番が来る。

「ほほー、今日のコンデレ、頑張ってくださいね!」

え?それだけ?  

かなりモメると思って、のタミヤ・インプレッサ・純正無加工ウイングを、コートのポケットに忍ばせていた私は、いきなり拍子抜け。

あまりにも、すんなりスタッフがOKを出したので、
恐る恐る、
「このリアウイングって、OKですか?エボYの羽根を、かなり加工しちゃったんですが」

・・・と、尋ねると、

「あ、問題ないっす!」 と、あっさりしたリターンが。

スゴく、モメるのを、
楽しみにしていたのに(爆)。

08:00

TB01を、とっとと、組み上げ、練習走行する。コンデレ前に、新作ボディを走らせて壊すのも、アホらしいので、昨年コキ使った「SEIOU・FORD」号で、走る。 4ヶ月も放置していた割には、いい感じで走ったので、ちょっと満足。

09:00

ドライバーズミーティングが、始まる前に、ボディウムの上に、VR4を乗っけて、記念撮影。  このときには、ウイングライトのバルブは無事に点灯していたので安心していたら・・・・・操縦台前に、ボディを運搬中に事件発生!

ライトが点灯しない(ゲゲゲ!)

そのかわり、コンデレ受賞に、赤ランプが点灯!

09:15

ミーティングが終わり、いよいよ、コンクールデレガンスの審査が始まる。

1台目は、タクシー仕様のプジョー406が選出される。

そして、2台目

「これってランエボですよね?」(違う)

「ん? ギャラン?」 (そうそう)

「ギャランですよね?」(タミヤ製でギャランは無いよ)

「元は、何でしょう?」
(よっしゃあ!インプって、バレてない)

期待通りに、スタッフを惑わすことに成功。

しかも、今回は、製作者にインタビューのオマケ付き。

嬉々と、1991アイボリーコーストラリーでの、シノケン(篠塚健次郎)初優勝マシンで、3ヶ月かけて作ったと説明したのはいいが、ほとんどの方に理解してもらえなかったのが、なんだか悲しい(大泣)。

ま、ひとまず第一関門(コンデレ受賞)は突破。

次の目標は、Aメイン進出だあ!

 

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予選編

09:30

昨シーズンから、ずっとラリースポーツクラスに参戦してるけど、私にとって、このクラスは、なかなか辛いスケジュール。

いつも、予選1組目か2組目に出番なので、ミーティングが終わった途端、追い充電だの、プロポのチェックだのと臨戦体制になって忙しいのに、コンクールデレガンスを下手に?受賞しちゃうと、マシンの撮影だの、受賞者リストへの必要事項記入だのと、受付に、トランスポンダー&ゼッケンを取りにいくヒマが無いほどバタつくんですね。更に、リアウイングをコンデレ用から、純正のウイングに付け替えたりしてたので、操縦台にたどり着いた時には、息切れ状態。

コースサイドでは、「白わにRCクラブ」の面々が、応援コールとか、罵詈雑言とか、ブーイングとかを、送ってくれる。

昨年の全日本予選の時は、このエールに応えて、両手を振っている間に、スタートシグナルがグリーンになって、いきなりディレイ・スタートになったのを思いだし、今回は、片手で応える程度に済ます(笑)

スタート!

前列イン側スタートが幸いしたのか、すんなりと1コーナー渋滞をクリア。

昨年12月から一切セットを変えていないTB01長足クンは、スルスルと前に出ていく。 あれよあれよという間に、ヒート・トップに踊り出る。

こりゃあ、今日はいただきだぜ!・・・と思った途端に、悲劇の始まりが・・・・バキ!ボキ!  ん?  何?。

ホームストレート上のジャンプ台を飛ぶ度に、VR4のフロントに装着したパーツが、脱落してくんですねえ(爆)

本人は、トップを死守すべく真剣に操縦してるんですが、ピットの面々は、1周毎にパーツを何か落とす度に、腹を抱えて笑ってるんですよ!

コースマーシャルを終え、ピットに戻ると、脱落した部品を、選手の皆さんが、親切に届けてくれたみたいで、全部揃っていました。感謝感謝です。

1ヒート目の結果は、10周まで、あと0.25秒と迫った9周で、予選トップタイム!

タミヤグランプリ・デビューから16戦目にして、初めてトップに立ちました!  超ウレシイけど、あれだけ予選で、散々笑われたのも初めてで、なんだか複雑な心境。

クルマそのものは、スイスイと走ってくれたので、セットをイジる必要は無いけれど、たった2分で壊れたVR4ボディをどこまで修復するかが問題だあ!

10:00

散々考えた結果、フロント装飾パーツを補修しても、すぐに脱落するのは目に見えているので、ウイングライトのバルブ切れのみを修理することに。

じゃあ、マグライトのバルブが必要ということで、栄方面にトコトコと買出しに出かける。

ところがどっこい、栄近辺に、いわゆる家電屋さんって無いんですよね。1時間歩いても見つからないので、あきらめてレース会場前の松坂屋南館まで戻ってきたら・・・あ?南館の地下に「MONO SHOP」があるじゃん!・・・と、思いだし早速ショップへ。

ありましたねえ、マグライトのバルブ。もっと早く気が付いたら、こんなに放浪しなくて済んだのに(ホント、レース会場の目の前にあるんですよね、松坂屋南館って)

12:20

予選2ヒート目開始。1回目で、貯金(2位と4秒差)があるので、お気楽モード・・・・しちゃうもんだから、いきなりボコボコになっちゃいました(爆)

午前中ではジャンプ時に、ちょっと右に傾く程度だったのが、午後はコークスクリュ−状態で、転びまくり。

3番手でゴールするハメになりましたが、最終結果は、RC歴3年目にして、初のTQをゲット!

こりゃあ、優勝も夢じゃないぞ!と思いつつ、そうなると、来年からはラリー出れないじゃん、と気分は複雑。

ま、ひとまずは、決勝用にウイングライトが点灯するように修理しなきゃ、と、はんだゴテ片手に修理に勤しむあたりが、相変わらずおバカさんなのでした。これじゃあ、ワイルドウイリークラスに出たときと、いっしょじゃん(笑) あの時も、レース中、ドライバーのザクUの修理ばっかりしてたもんなあ。

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本当は、エボYウイング改をつけて走るつもりだったんですが、両面テープ固定では止まらなかったので、泣く泣くインプレッサ純正ウイングを装着。でも、納得がいかないので、マジックで、アピ−ル文を記入しました。80年代後半から90年代前半にかけてのWRCのグループAマシンは、貧相な羽根しか付いてないもんね!

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予選1ヒート目が終わって、いきなりこんな状態に!足掛け3ヶ月かけて作って、たった2分でここまで壊れると、情けなくなります。

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決勝前のVR4。フロント廻りは一切パーツがありません。ウイングライトも辛うじて修理しましたが、ライトは点灯するものの、ステーがひん曲がって、ボロボロです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

決勝編

えーっと?何時だったかのう? もう忘れた。

てなわけで、いよいよ決勝の時間が迫る。なんとか、ウイングライトは修復が終わり、辛うじてスタートできそう。モーターに、麻薬(EPL)を吹き付け、準備万端。

今回は、エントリーが16人だったため、Aメインもへったくれも無く、全員決勝となるハメに・・・。

そうやって考えると、TQといっても、なんだか、ありがたみが無いし、バンド調整でも、普通は予選上位の選手に優先権があるのに、妥協無しに、変更させられちゃったし、ちょっと引っかかるよなあ(不満タラタラ)。

16台決勝となると、操縦台は狭苦しいし、2ラップもしたら、いきなり周回遅れに引っかかりそうだし、嫌だなあと、贅沢な不満を抱きつつ操縦台に登る。

コース設営が終わり、決勝メンバーの紹介が始まる。

「ポールシッターは、白わにRCクラブの、N選手! 本日のコンクールデレガンス受賞マシンで、ウイングライトを点灯しての出場だあ! ラリーは、こういう楽しみもあっていいですね! 」・・・てな趣旨のアナウンスが入る。

ま、たとえ16番手スタートでも、ウイングライトだけは、必ず点灯させて出走させるつもりだったんですけどね。そうでなければ。、3ヶ月もかけて、苦労して作った甲斐がないじゃない!

頭の中には、優勝のトロフィーがチラチラし始める(爆)

とはいえ、ここで下手に3位以内に入賞すると、来年から、ラリーが出来なくなるし・・・・、RC仲間のISSANの「来年は仲良くダイナランストックでタミヤだね!」という言葉がちらつく。  えーい!ラリースポーツだから、どうせ、1コーナー渋滞でたこ殴りになって、4位がせいぜいさ!・・・などと、ヘンな思考が錯綜するあたりが笑える。

スタート!15周の決勝が、始まる。

予定では、1コーナーで、ズッコケる予定のはずが、見事に2位以下が、ズッコケて、するすると単独走行状態に!

悲しんだモノか、喜んだモノか、前半は、一人旅状態。

ところがどっこい。、私らしいというか、なんというか、ホームストレート上のジャンプ台で、見事にコークスクリューをして、いきなり亀になった途端に悲劇が始まったんですねえ。

いきなり、3位に転落し、その後、周回遅れの黒いランエボYに、散々たこ殴りにされ(何で、邪魔するのよ?)、12周目には、7位前後まで後退(マジ?)。

やっちゃあイカンと思いつつ、あまりにも、ヒドいブロックをするので、散々邪魔をした黒いランエボYは、最終コーナーでマイたのを機に、「ゴメン!」と言いながら、横っ腹を、フルスロットルで、押し出してしまいました。

その後、最後の2周で、かなり追い上げたつもりだったんですが、結局、5位でゴール。

ト・ト・ト、トロフィーが・・・・・・・・遠のいた。しかも、今までの最高位の4位から下がってる(号泣)

これで、家に帰ったら、家族からはボロッカスに文句言われるんだろうなあ(実は、TQゲットした時点で、ウキウキ気分で自宅に電話して、でっかいトロフィーを持って帰れるかもしれないと豪語してたんです)。

やっぱり、私は、永遠の初心者なんでしょうか?

TQゲットしたあたりから、運を使い切ってるといえば、それまでなんですけどね。

やれやれ、また、やり直しっす。

 

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決勝前に、意気込む私・・・には見えませんね(爆)

前日の徹夜作業が、響いてきたのか、かなりタレきっています。ま、TQとれただけでも幸いということでヨシとしましょう。

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あーあ、もう2番手のマシンに抜かれかかっていますね。抜かれる私の技量を棚に上げるつもりはないですが、オリジナル・カラーリングのクルマに抜かれると、WRCのグループAマシンが、地元プライベーターのグループNマシンにブチ抜かれるみたいな感じで、なんだか情けないです。 もっと修行しないと駄目ですね。

 

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最後の砦だった、ウイングライトも、決勝が終われば、ここまでクチャクチャです。一応、最後まで点灯してたのが唯一の救いです。

 

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